真菌とはカビ菌の一種です。この菌が原因となって感染する水虫などの厄介な皮膚病は、なかなか完治させるのが難しいことで知られていますが、現在では画期的な抗真菌薬が開発・販売されていますので、治療にお悩みの方はぜひ使ってみてください。

抗真菌活性を持つピーナッツアレルゲン

今の時代、多くの方がアレルギーに悩まされているのではないでしょうか。アレルギーの原因にはさまざまな種類が報告されています。最も危険と噂される食物アレルギーの中に【ピーナッツ】があり話題になっています。ピーナッツは【そば】と同様に微量であってもアナフィラキシーショックなどの重篤な症状を起こしやすい食べ物だということが言われています。アレルギーの中でも、比較的に重篤になりがちなものであり、耐性を得られにくいのも事実です。そのことから近年の発症率が年々上昇しているともいわれています。こういったアレルギー反応をおこす原因になるものを【アレルゲン】といいます。ピーナッツは特にアレルギーの発症に強く関わり重度の湿疹などの症状がみられることが報告されています。このピーナッツアレルゲンをもとに、重症なピーナッツアレルギー体質の患者が持つ免疫グロブリンIgEと強く反応する【ディフェンシン】を発見するきっかけとなったようです。このディフェンシンというものは、抗細菌活性をもつのではなく抗真菌活性をもつことが知られています。さらに詳しい内容の報告もあります。そこにはクラドスポリウム属およびアルテルナリア属の糸状菌株に対する抗真菌阻害活性をもつことも記されています。また最近では大人よりも子供でのピーナッツアレルギーによる症状の報告が増えています。今、さまざまな研究がされています。その結果から報告されている内容には、次のように記載されています。ピーナッツアレルギーのリスクが比較的に高い小児に対して、できる限り早期にピーナッツの摂取を始めた場合、逆にアレルギー症状の発生頻度は有意に低下しているという報告がされています。これらをもとに抗細菌活性は全く認められないが、抗真菌作用に対する効果は評価され今後、小児における抗真菌性のアレルギー疾患の発生を抑える役割をはたすものになるのではないでしょうか。